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努力 その9
9.自分を知ろう

 「努力その7」で「できるだけ早い時期に自分の才能を見出そう」と書きましたが、自分の中のどの

能力を伸ばすかを決断するにあたって、いくつもの選択肢がある幸せな人もいるでしょう。しかし、

だからと言って、その人が成功に近いとは言えません。多くの才能に恵まれた人が、どの能力を伸ば

すか選びかねているうちに、年を取ってしまい、結局どれも中途半端で終わってしまうというのは珍し

いことではないと思います。これが、いわゆる器用貧乏です。

 逆に、自分には何の才能もないと初めからあきらめてしまっている人もいるでしょう。そういう人は、

自分の知っているごく限られた人間関係の中だけで、しかも、目に見えるような表面的な部分だけを

他人と比べ、そう思い込んでいるに過ぎないのだと思います。

 そもそも人間の能力や才能というのは、無限に種類や性質があるもので、本当は人と比べられる

ものではないのかもしれません。同じ野球をするにしても、ヒットを打つ能力と、速い球を投げる能力

とはまったく別のものでしょう。大切なのは、自分が人より少しでもできることをできる限り早く見つけ、

それを磨くことだと思います。磨くための努力をしなければ、どんなに才能に恵まれていても決して

才能が開花することはありません。

 生まれつき才能に恵まれていようといまいと、能力の低い人ほど「自分に何ができ、何ができない

か」ということを知りません。むしろ、できない人ほど、自分はちょっと頑張れば何でもできると思って

いたりします。逆に、有能な人というのは、自分にできることとできないことを実によく知っているもの

です。ちょっと考えれば分かることですが、ある能力を伸ばすためには他の能力をあきらめなければ

ならないのですから、自分があきらめた分野の能力については、できないに決まっているのです。

 このことが意味するところは重要です。つまり、「何かの能力を伸ばすということは、実は、できない

ことを作ることでもある」のです。そして、普通の人は、やってみる前に自分にできるかできないかを

判断することはできません。やる前からできるとわかるのは天才だけであって、だからこそ天才は、

若年期に自分の進むべき道を決められるのです。しかし、普通の人は実際にやってみるしかありま

せん。だからこそ、やるからには何事にも全力で取り組む必要があるのです。本当に自分にできる

のかどうかは、限界まで自分を追い込むしか見極める方法がないからです。

 限界まで努力してみて、もし自分にはどうしてもできないということが分かったとしたら、大変な

ショックを受けるでしょう。しかし、それを悲しむ必要もないし、無駄な努力だったと考えるのも間違

っています。それは自分の伸ばすべき才能の発見に一歩近づいたということでもあるからです。

そして、その時期が早ければ早いほど、将来の成功に向けて自分を磨く時間がたくさん残っている

ことになるのですから。

 また、その人は、その経験から最も大切なことも学べます。たとえ全力で努力して取り組んだこと

が自分に向いていないことが分かったとしても、そこから、「何かに上達するためにはどうすれば良い

のか」ということを学べるからです。だから成功した人というのは、一見無駄に見えるような回り道も、

決して無駄だったとは思わないものなのです。「無駄な努力なんてない」のです。

 むしろ、そうした経験を積み重ね、自分にできることとできないことを見極めること、それが自分の

才能を見出す唯一の道であり、「自分を知る」ということの本当の意味だと思います。
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