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精神力 その11
 夏休みが終わってもう半月が経ちますが、夏休みにはたくさんの卒塾生が近況報告と後輩の激励
を兼ねてちょくちょく顔を出してくれます。レベルUPテストの採点を手伝ってくれる卒塾生もいました。
うれしい限りです。今年は春に大学卒業を控えた卒塾生が企画してくれた中3合宿もありましたし、
現役塾生にとってはよい刺激です。

 今夏、来てくれた卒塾生の中に、3ヶ月間の単独世界旅行から帰国したばかりの塾生がいました。
中東を経てヨーロッパを全て(EU加盟国)巡り、南米数カ国を周って帰国するという大変な長旅です。
南米のパラグアイでは、新風館の札がついた木を記念に植樹して来てくれたそうです。彼曰く
「新風館の塾生なら、いつかきっと誰かが見に来てくれると思いましたから」ということです。
後輩達には、ぜひ彼のチャレンジ精神を見習って、彼に続いてもらいたいと思います。

 彼は在塾当時から、自分で一度やると決めたことは絶対にあきらめず、一切の雑念を払って
やり遂げる生徒でした。そのストイックさと集中力たるや、私達でさえちょっと真似できないと思う
くらいです。大学在学中にも英語のリスニングと発音を教えて欲しいと通塾していましたし、
その後は3年で大学卒業資格を経て大学院に進み、その上なんと現役で公認会計士試験に
合格してしまいましたから、我々も賛嘆するほかありません。教え子ながら、もう一個の人間として
心から尊敬しています。

 そんな彼が「新風館に来ていなかったら自分はこうはなれなかった」と言ってくれるのですから、
本当に教師冥利に尽きます。「自分はこの瞬間のために生きて来た」と思える至福の瞬間です。
と同時に「自分ももっともっと頑張らないと」と思います。現役塾生だけでなく、私達もまた彼から
沢山エネルギーをもらいました。

 その彼に先日就職活動の履歴書(プロフィール)の推敲を頼まれたのですが、そのとき彼の長所を
一緒に考えていてつくづく思ったのは、彼よりも頭の良い生徒というのはたくさんいるが、彼ほど
努力のできる生徒はなかなかいないということです。まさに「努力に勝るものなし」を地で行く生徒
でした。また、そういう子は真面目過ぎて人間性に深みがないということが多いのですが、彼の場合、
冗談はもちろん諧謔のセンスも備えていて人間的にもとても魅力的な男です。そして何より感心する
のは、こうした長所をたくさん持ちながら、それを大したことだと考えておらず、ちょっと謙虚過ぎる
ほど謙虚なのです。彼の未来が約束されていることは疑い様のない事実でしょう。

 彼を見ていると、「天は二物を与えず」という諺はある意味間違っているとわかります。
実際、何かができる人間というのは、他のこともできることが多いですから。
我々は今、勉強面でしか生徒を見ていませんが、生徒の能力をきちんと観察し、正確に把握して
いれば、たとえばその生徒が所属しているクラブ活動でのレベルまで分かってしまうものです。
事実、彼が高校生のときには、私も若かったものですから、クラブ活動が生ぬるくてつまらない
という彼とほか数名の塾生にボクシングを教えたのですが、やはり学問がきちんとできる生徒
の方が強くなって行きました。

 肉体(体育)と精神(徳育)と知能(知育)というのは三位一体なのです。
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夏期講習総括
 今年は、新風館創設以来初めて外部からの募集を一切しないで、今いる生徒達だけのために
行った夏期講習でした。外部から何件かお問合せ頂いたのですがお断りしました。というのも、
1学期に入塾したばかりの生徒達がまだまだ「手の掛かる状態」で、彼らの学習効果を上げるため
には、できるだけ人数を絞って授業を行うべきだと判断したからです。

 「手の掛かる状態」と書きましたが、なぜ我々が普段からできるだけ少人数で授業をしているか
と言いますと、今の子供達は入塾する時点でほぼ100%が、講義を聞く、ノートを取ると言った
基本的な授業の受け方を全く知らないからです。とりわけ入塾後しばらくというのは、つい10秒前
に説明したことをもう一度言わなければならない状態ですから、新入塾生2~3名、場合によっては
1名でも、とてもそれ以上の生徒は見られない場合が多いのです。

 そういう状態を脱却するまでにかかる時間は、個人差が大きく、1クラスの人数が多くなると
気が散りやすくなるという要素も加わるので、クラスあるいは学年全体でそういう心配をしなくて
よい状態になるまでには大変な時間を要します。現時点でそういう心配しなくてすむのは中2だけ
です。

 また、入塾して間がない子供達は、習った内容を忘れるスピードが信じられないほど早い。
間に一日休みをはさむだけで前回の授業内容を全部きれいさっぱり忘れてしまいます。
ですから、週に2回かせいぜい3回という通常の授業では、忘れる速度が習得する速度よりも
ずっと早く、なかなか前進できません。ですから、夏期講習のように毎日続けて授業ができる
期間が、ものすごく重要なのです。

 ところが、今年の夏期講習は欠席者が非常に多かった。一人も欠席者がいない日というのが
夏期講習全体を通してたった2日しかありませんでした。もちろん、同じ人が続けて休むわけでは
ありませんし、夏休みですからいろいろ事情があるのは分かります。しかし、学習というのは
積み重ねです。建物を造るときに2階をとばして3階を造ることができないように、1日抜ければ
次の日の授業についていけなくなるのは当然のことでしょう。そういう意味では、後日に何日
補習日を設けたところで、その時にやらねければならなかったことというのは、完全には取り戻せ
ないものなのです。

 また、何よりも、学ぶ面白みが半減してしまいます。オチを先に知ってしまった漫才を聞いて
面白いはずがないのと同じで、じっくり考えるべき段階を飛ばして、ただそうなるという結果だけ知
ってしまうと、自力で答えに辿り着いたという実感が持てるはずもなく、当然記憶には決して残らないでしょう。

 逆に欠席した人が何の違和感も苦労もなく翌日に授業を受けられるとしたら、その授業は充分な
効果をあげていないということでしょう。新風館の夏期講習は内容が濃いですから、欠席した生徒達は一度休むだけで大変なことになるということを実感したはと思いますが、通常の授業でも、また
学校の授業でも、やはり休まずに通うというのは学習者としての基本だと思います。
まさに「継続は力なり」です。

以下に、夏期講習の成果と今後の課題を挙げておきます。

小3~4 成 果:①みな一生懸命学習に取り組んだところ。(みなとても楽しそうでした)
           ②集中力の持続時間がのびたこと。
      課 題:主語・述語が最後まできちんと理解できるようにならなかった生徒がいたこと。

小5   成 果:①主語・述語・修飾語をきちんと理解できるようになったこと。
          ②説明を聞いていられる時間が長くなったこと。
          ③知能の向上が見られること。
     課 題:欠席したあと、ついて来られなくなってしまった生徒が出たこと。

小6   成 果:中1レベルの内容が分かるようになったこと。
     課 題:①欠席者が多かったこと。
         ②学力の伸びが頭打ちになったこと。

中1A  成 果:ほとんどの生徒が全教科で学力の向上が見られること。
     課 題:まだまだ幼いところ(雰囲気が小学生のクラスのようです)。

中1B  成 果:学習者としての基本がだいぶ身についたこと(新風館の塾生らしくなって来た)
     課 題:①前進するスピードがとても遅いこと
         ②忘れる速度が遅くなったが、まだ忘れない状態にはなっていないこと。

中2   成 果:①中学範囲の山場を迎えたが、ほぼ全員がそれをクリアしたこと
         ②Bクラスの学力の底上げに成功したこと
(数学は実力テストの平均点でAを上回った)
     課 題:①Aクラスの生徒がもう一伸びできなかったこと。
           ②欠席者がやや多かったこと。

中3   成 果:学力は確実に向上していること(実力テストは上がっていない生徒はいなかった)。
     課 題:①学習効率が悪いこと(かけた時間の割には結果が伸びていないこと)。
         ②学習そのものを楽しむレベルにはまだ達していないこと。(ちょっと厳しいですが)

みんな2学期も頑張りましょう!




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