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できる子、できない子 1
 「中学校までの学習内容を理解するのに才能はいらない」というのが、私達の持論です。
しかし現実には、いわゆる「できる子」と「できない子」がいます。一体なぜでしょうか。
原因は実に多種多様なので、それらをこれから一つ一つ明らかにして行きたいと思いますが、
今回は、「できる子」が持っていて、「できない子」にはない特長に着目したいと思います。

 まず第一に挙げたいのは、「素直」なことです。これは態度や言動が従順だという意味で
はなく、頭の使い方のことで、こちらが求めている通りの方法で理解しようとしてくれるか
ということです。

 たとえば、英語でbe動詞の疑問文に対する返事の仕方を教える場合を例にとると、
Are you a boy? に対して Yes,I am.と返事をするのは、尋ねる側からは「あなた=you」ですが、
返事をする側からは「I=私」になるということ、さらに、Yes,I am.は「はい、そうです」と
訳しますが、実際はYes,Iam (a boy).つまり「はい、私は男のです」という文なのであって、
同語反復を避ける英語では、a boyを省略するだけであるということ、そして、
「はい、私はです」では意味がわからないから「はい、そうです」と訳すだけだということ、
これらのことを「素直」に全部理解しようと努力してくれるのが「できる子」です。

 では「できない子」の場合はどうか。
何も考えずにAre you~?と聞かれたらYes,Iam.と書くんだとただ覚えようとします。
それでいいじゃないかと思うかもしれませんが、それだと全く応用がきかないうえに、
長期的な記憶として知識が頭に残せないのです。

上記のようにきちんと理解していれば、なぜNo,I am not.つまりnotがなぜ必要かが明らかなのですが、
できない子の場合、ちょっと時間が経過すると、No,I am.と平気で書きます。そんな状態ですから、
いろんな主語が出てくると、Is he your brother?という問いにYes,it is.と答えるのなんか序の口で、
そのうちDo you like a dog?なんていう一般動詞の文が出てくるともう大パニック。
できない子は間違いなく、Yes, I am.と書いてしまうのです。それじゃ「私は 犬です」だよ、って
突っ込んだところでポカンとするだけ。あ~あ、また最初から教え直しだわ~ってことに・・・。

 では、「できない子」はどうして「素直」に理解しようとしないのでしょうか。
こちらがいくら先々のことを考えて正しい理解の仕方を教えようとしても、
彼らは自分が楽な方法(正確にはその場では楽なように見える方法)で理解しようとするからです。
簡単に言うと、頭を使わないで済むように楽をしようとするわけです。
答えが書ければそれでいいというやり方を私達が許さない理由がこれなんですね。
頭が良くなるためには使わないといけない。体を鍛えたければ体を使うしかないのと同じですから。
我々はそうやって楽をすることを我々は許しませんので、どうしても「厳しい」という評判を頂戴することに
なるのでしょうが。我々としては当たり前のことを求めているだけだと思うのですが。
ここは頭を鍛えるところですから。

これが新風館の塾生の多くがなぜ優秀かということの秘密の一つでもあります。
しかしごく少数ですが、中にはどうやっても頭の使い方を変えようとしない生徒もいます。
そういう子供の抱えている問題はもう少し複雑です。
次回はそういう場合について述べようと思います。
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