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STAP細胞を巡る問題 その3
STAP細胞 ~小保方さんと理研~

3.マスコミと世間の反応

まず論文発表時の小保方さんに対する過熱報道について。
研究とは直接何の関係もない話を取り上げては、
小保方さんを‘リケジョの星’に祭り上げて行く様は、
正直見るに堪えないものでしたし、
また、いつものことながら、持ち上げるだけ持ち上げておいて、
論文に重大な過誤があることが判明した途端、臆面もなく掌を返して、
一斉に攻撃(口撃)に転じる様子は、まったく節操がないとしか言い様がありません。

うがった見方をすれば、こうしたマスコミの節操のない過熱報道が、
当事者に対して論文の取り下げを要求する暗黙の圧力になっているようにもとれます。
もちろん、論文の根幹に関わる過誤が見つかったわけですから、
研究に関わった人達自身が取り下げを検討するのは当然だと思いますが、
最終的に決定する権利があるのは、論文の作成に携わった当事者だけであり、
とりわけ主著者である小保方さんの意向が最大限尊重されるべきでしょう。
どう考えても、撤回を強要する権利はマスコミを含め我々第三者にはありません。

それに、もし本当にSTAP細胞が存在するとすれば、今論文を取り下げてしまうのは、
小保方さんや大勢の難病患者の方々の利益を損なうのみならず、
日本の国益をも損ねると言っていいと思います。
本来のマスメディアの役割というのは、感情論に走りがちな世論に理性的な視点を与え、
冷静な判断を喚起することだと思うのですが、
今の報道はまるで、生贄を求める「空気」が出来上がるように民衆を扇動しているように見えます。

そして、この国では一度そういう「空気」ができ上がってしまうと、
もう誰も逆らえなくなってしまいます。
そうなると、それが正しいことかどうかということよりも、
ひたすら「空気を読む」ことが求められる。
ですから、共同研究者の方や理研がこの「空気」に左右されずに決断を下しているとは
私には思えないのです。

共著者である笹井氏が会見で論文を撤回するべきと発言したのも、
マスコミが醸造に加担した今の「空気」を「読んだ」結果であるように私には思えるのです。
私がそう感じたのは、笹井氏は徹頭徹尾「科学者」として発言なさっていたと思いますが、
唯一、STAP細胞の存在を確信しているのになぜ論文を撤回するのかという質問に対する返答だけが、
「根幹に疑義が生じた以上、そういう潔さも必要」
という非常に情緒的なもので、科学的でも、論理的でもなかったからです。
会見での発言からすると、笹井氏自身も小保方さん同様、
STAP細胞は存在するとお考えのようでしたから、それならば、
不適切な画像・データの差し替えを申請し、それが受理されればそれで片が付くことであって、
論文そのものを撤回する論理的必然性はないはずです。
だからこそ、この国の「空気」を共有していない共同研究者、ハーバード大学の教授は、
「データ・画像の不備は結論に影響しない」として一貫して論文の撤回に反対しているのでしょう。
にも拘らず、笹井氏は「潔く」論文を撤回するべきとおっしゃった。
そこには科学とは全く別の力が働いていることは明らかだと思います。

これを、笹井氏が小保方さんに責任を押し付けて保身に走ったと解釈する方もおられると思います。
しかし、共著者である以上、すでに笹井氏の名声には十分傷がついてしまっていると思います。
今更保身に走ったところで、一体何が得られると言うのでしょうか。
理研での立場?確かに、全くないとは言えないかもしれません。
しかし、科学者としての名声を守りたいのであれば、むしろ論文を撤回しないで、
STAP細胞の存在が第三者の手で証明されるのを待つ方が得策だと考えるのは私だけでしょうか。

もし以上の私の推察が正しいとすれば、
この国の「空気」の力は科学をも凌ぐということを証明していることになります。
そうなると、これはもはや信仰の領域に属する問題だと言えるでしょう。
ここで少々論の飛躍を許して頂くなら、
私には、この「空気」こそが、かつてはこの国を戦争に走らせ、
今後もこの国を誤った方向へ導く可能性が大いにあり、
下手をすると将来この国を滅ぼしかねないほどの、
恐ろしい力を持っているように思えてなりません。
我々日本人はこの「空気」という呪縛から一体いつになったら自由になれるのでしょうか?
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